クラウドファンディングのスタートアップへ新卒で入社した長島さん。
日々様々なプロジェクトに携わるかたわら、自身でもオリジナルアクセサリーの制作やハンドモデルなどの仕事も手がけます。
「生花のない花屋」と題したそのアクセサリー制作に込める思い、また、そこへ到るまでの過程とは。
一期一会
“一生涯にただ一度会うかどうかわからぬほどの縁。出会いを大切にすることのたとえ。”といった意味になりますが、人はもちろん、アクセサリーも出店の為にいくつか同じものを作ることがあるんですが、「受け取る人にとってはこの1つが全てだ」という気持ちを忘れないようにしてます。
いま
– しまちゃん、よろしくお願いします。改めてやってらっしゃることについて教えてください。
はい。今は、3足わらじで活動しています。
Kibidangoというクラウドファンディングプラットフォームのメンバー。
ainoaというオリジナル・アクセサリーブランド。
そして、ハンドモデルです。
– Kibidangoではお世話になりました(元同僚)。結構、幅広いですよね。ビジネス系のパラキャリにはよくお会いしますが、クリエイター系に寄っている人はまだあまりお会いしていないので、嬉しいです。
いろんなお仕事というか活動をすることって、いいですよね。
ainoaの活動の広がりを感じ、バランスを考えはじめた頃、Kibidangoの先輩であり、私のお仕事の師匠、青井さんからの言葉が心すごく残っていて、
「2倍の人生だと思って楽しめ!」って。
それを聞いて、ああ、人生1回だけど、2つ軸があると2倍になるのか、それってすごくワクワクするなって思ったんです。
– 青井さんらしいですね!Kibidangoは、ご存知クラウドファンディングを手がけるプラットフォームですがジョインの経緯は後ほど伺うとして…、ainoaとハンドモデルについて伺っても良いでしょうか?
ainoaは、「花言葉を身にまとう」をテーマに花の見た目の美しさだけでなく、その言葉も身にまとうことを願ったアクセサリーブランドです。
主にイヤリングやピアスなどを私がひとつひとつ手作りしています。
PVはこちら。
– 初めてainoaの話を聞いたときに、なんて素敵なんだと思ったんですよ。先日は退職される先輩、三木さんへのプレゼントを制作されたのでしたね。
そうなんです。
淡水パールと白い紫陽花でイヤリングをお作りしました。
– はぁ〜、かわいい…
花には花言葉があるのでそれも物語の一部にしているんですが、宝石にも実は、宝石言葉があるんです。
淡水パールの宝石言葉は「健康・円満」。
淡水パールは女性の美しさを引き出すとも言われています。
そして、花紫陽花の花言葉は「一家団らん」。
紫陽花は小さい花が集まって咲くことから、「強い絆で結ばれている」とされ、結びつきを意味する花言葉があります。
「家族が1番大切」とお話されていた三木さんに、
朝の気持ちを込める時や、お仕事終わりの心が切り替わる時間に、
少しでも気分が上がるように、きらきらしたゴールドで花と真珠をとどめてアクセサリーにしました。
– 込められる意味が多いほど思い出の品になりますね。制作物はイヤリングやピアスが中心なのですかね。
指輪はなんとなくしっくりこなくて。
最近はブレスレットを作り始めたりもしています。
存在感のないブレスレットを作りたかったんです。
きらきらだけがあるブレスレットを。
内側にそっと「愛情、美」の花言葉をもつ薔薇が寄り添っているような。
– しまちゃんの感覚の根底に”儚さ”も感じるので、揺れるものが合うのかも。Kibidangoメンバーの奥様がお店を始められたそうで、アクセサリー以外のもの贈ろうとされているとか。
はい、オープンの時のお祝いで贈られていた胡蝶蘭を頂いて、お箸置きを作りたいと思ってます。
まだドライにしている途中なので、どのくらいお渡しできるか分からないんですけどね。
– いい…
胡蝶蘭の花言葉は「幸福が飛んでくる」なので、何かを留める場所したくて、
大切なアクセサリーを置いたり、箸置きにしたりできるようにしました。
そして幸せを誰かと分かち合えるように2枚セットにてお渡ししています。
ゆくゆくはウェディングの引き出物バージョンも作りたいと思っています(笑)
– そうか、ainoaは、オーダーメイドも受けつつ、ウェディングラインも展開しているのでしたね。
はい、ウェディングではブーケ、ヘッドドレス、アクセサリー、ブートニア、そして式の時に生花だった花を預かって、アクセサリーにしてお渡しするアフターアクセサリーなどを作成しています。
アフターアクセサリーの名前は自分でつけました(笑)
昨日は大学時代の友人の結婚式があって、そこでも依頼をもらって作成したばかりなんです。
こちらはリースブーケ、「永遠」や「幸福」を意味するそうです。
ウェディングのお仕事は、「幸せ」に直に触れることができて、いろいろ希望やお話聞きながらつくっていくんですけどその過程もとても楽しくて、
式の時を彩る花をつくれるということが…幸福感すごいです。
– これを聞いて、しまちゃんに依頼したい人はとても多そうです…!
これまで
– ご出身は東京造形大学でしたね。
はい、室内建築専攻でした。
普通だと、ゼミを選ぶときにはそのまま専攻内の、建築・空間・インテリアのいずれかを選ぶんですが、
「造形大学にいるなら、この教授になんでもいいから話しかけな!」という方との出会いがきっかけで、インダストリアルデザインの教授である中林 鉄太郎先生と出会い、インダストリアルデザインのゼミに入れてもらってました。
中林先生には就活の時も大変お世話になりました。Kibidangoを知れたのも中林先生のおかげです。
– もともと、アートやインテリアなどのデザインに触れる機会があったのですか?
はい、幼少期に、祖母が近所のアトリエに通わせてくれていたんです。
はだかんぼの森、というんですけど。
– 幼少期の習い事で、そろばんやピアノと言うのはよく聞きますが、アトリエというのは珍しい気がしますね。
私は4人兄弟の末っ子だったんですが、両親が、自分の好きなことをしなさいと言ってくれる価値観の持ち主で。
すごいですよね、4人も子供がいて、それでも末っ子に対しても、お金のことは心配しなくていいからねと言えるのって。
私の好きなことを全て認めてくれてました。
– しまちゃんは以前も、ご家族のことが大好きだとお話しされていましたね。
はい。私を作ってくれた場所です。
このアトリエも同様に、とても暖かい場所でした。
描き方を指導するのではなく、こういう素材で描いてみよう、作ってみよう。
と言ってくれる先生で、
何かを生み出すことが好きであること、それだけで素晴らしいんだということを教えてくれたところです。
– 特に幼少期にそういう受け入れ方をしてもらうのは、とても大切なことに思えます。
はい、それで好きすぎて、ここは主に中学校に上がるまでの子供向けの教室だったんですが、大学入学後すぐくらいまで通わせてもらってました(笑)
– 結構長く(笑)ご自身ではどういった創作をされてきたのですか?
絵を描くことが好きだったので、最初は絵ばかりを描いていました。
リアルでは合わさらないものを、絵の中で合わせて描くのがとても好きでした。
金魚の尾から花を生やすとか、
機械仕掛けの鳥の上に家を載せて、地球から脱出する様子だとか。
(中学2年生の時の作品)
– 平面アートを手がけながらすでに立体を意識されていますね、素晴らしい。
スタジオジブリの、ハウルの動く城、という映画があるじゃないですか。
あれを観たときに、この城を描きたいと痛烈に思ったんです。
そして、それを描いたときに…ああ、これを立体にしたいという衝動が生まれたんです。
– み、見たい…!
鉛筆のくるくるした削りカスを屋根にしたりなど、様々な素材を組み合わせて造りました。
そしたら、
絵でしかなかった想像上のものが、確かにそこにするものになった感覚があって、
立体の魅力を知ってしまったら、アートを紙面ではなく、物理的に、そしてもっと生活の身近に置いておきたくなってしまって、
そこからアクセサリーを作ることにしたんです。
– そういうことだったんですね…!
最初のモチーフは、花ではなく小瓶でした。
想像の世界を小瓶に閉じ込めて、身につけられるように、アクセサリーに落とし込むイメージでした。
– 小瓶シリーズも可愛らしいですね。
作りたいと想像するものが作れるのは、幸せなことだなと思います。
– 好きなことと得意なことが同じだと、幸せですよね。
大学の卒業制作では、”白”という色が気になって仕方がありませんでした。
全てを引いた色でありながら、全ての光が集まった色でもある。
尊く、清らかなんですが、見せ方によっては狂気を感じる。
そのなかで白の儚さを表現する展示をしようと思い、
空間で表現するために反対色の黒を用いることにしました。
儚さを表現する音も作ってもらったりしました。
(展示への入り口の写真)
所々に灯りの点った暗闇を、ゆっくりと歩み進めると、だんだんと明かりが少なく、暗くなっていって、少し開けた、椅子のある空間にたどり着きます。
ごく少ない灯りがある空間の中で、白い色と儚さを兼ね備えたかすみ草ドライフラワーをいくつか天井から揺れるように設置していました。
仄暗いなか、ぼんやりしているとほんのりかすみ草が見える時があるんですが、
ゆらゆらとまた見えなくなってしまうんです。
あるかないかわかりにくい存在に対して、人は一生懸命認識しようと、見ようとするかなって、そしてその見えるか見えないかの揺れのところに儚さを感じてもらえるかなと思いました。
花を扱うことを始めたのは、そこからですね。
– 叙情的ですね。実は、私も一番好きな花がかすみ草で、書いている小説にも実はモチーフで登場させたりしています。
そうなんですね、かすみ草、いいですよね!
控えめに見えるのに、よく見ると、一つ一つがしっかりとした花になっていて、
かすみ草だけで主役になれるのはもちろん、どんな花とも溶け合ってそれらを引き立たせる…。
花言葉は「感謝」です。
– 女性を体現した感がありますね。では、ainoaはその卒業制作を機に構想が…?
活動はしていたんですが、より具体化したのはそうですね。
小瓶からお花にフォーカスしはじめて、改めてちゃんとブランドにしようと考えました。
高校もデザイン科のある高校に通っていたんですが、
その授業の中でお店の名前を探していたことがあって、図書館で探していたらフィンランド語で”ひとつだけ”という言葉に出会いまして、それがainoaです。
その言葉がとても好きだったので、ブランド名にしようと思いました。
– とっても素敵ですね。
図書館で見つけたというのも、より温かみがあって、いいなって。
-自分が旅をする最中で見つけたものって、自分のもの感があっていいですよね。私がPolarisの構想にたどり着いたのも、イギリスを一人で旅していた時でした。
いいですね。
ainoaは今は花のアクセサリーのみなんですが、これは小瓶の作品にときめかなくなってしまったという理由もありました。
最初の出会いであり、とても大切なんですが、もう心が動かなくなっていたので、
以降創作することは無いと思います。
大切な想い出です。
– さながら初恋、ですかね。どこかに出店などはされてらっしゃるのですか?
デザインフェスタなどに出店したりしていました。
また、はじめてのデザインフェスタ出店の時からファンでいてくださっている方がいまして、ウェディングのことも素敵だと言ってくださっていて、いつかその時はお願いしたいとお話ししてくれていた方なんですが、
以前、友人からもらった花をアクセサリーにしたいとのご相談を頂き、お会いしたんです。
その時結婚する報告を受けまして、ウェディングでの花の制作を依頼してくださいました。
嬉しすぎました!
– ファンの方がいらっしゃることで創作は続けられますよね。今はKibidangoでお仕事をされていますが、学生時代、仕事はどのようにお考えだったのですか?
本当は、大学を出た後は、私のような作家さんの作品を販売しているお店で働くつもりだったんです。
もう話までつけてまして。
でもこの話を両親にした時、初めてちょっと待ちなさいと言われたんですよね(笑)
ここでのお仕事は、社会保険がなかったんです。
親にも姉にも、姉の旦那さんにも考え直した方がいいと言われました。
– 社員雇用ではなく業務委託だったのかな。知った上で入るのはいいんでしょうけど、学生のうちだとなかなか雇用形態は知らないかもしれないですね。
アルバイトって感じだったかなと思います。
アートやデザインのことばかりで、そこらへんが無知すぎました。
せっかく大学を出るんだから、今でしか入れないところを選ぶのもいいのではと。
そういうお店はいつでも入れるじゃないかと意見をくれました。
– いいアドバイスですね。
そうなんです。
ただ、その時私は大学3年生で、バレエの舞台の美術監督をやっていて、就活どころではなかったんですよ(笑)
それこそクラウド・ファンディングのReady forでお金を集めたりしていました。
– その時は、舞台に一番熱中していた。
はい。美術監督をしていて、それはもう楽しかった。
誰かの特技を合わせて、大きな1つを作り上げていく喜びを感じてました。
– しまちゃんも多分、クレイジーキルトの能力が高いのですね。(ちなみにエフェクチュエーション訳者の吉田先生は、Kibidangoメンバーの従姉妹だそうです(笑))
初めて聞きました、その言葉。面白いですね。
舞台が大学4年の夏が本番だったので、その後から改めて就活をはじめました。
就活も面白かったです!
スーツを着てみたりしてね(笑)
ただ、時期も時期だったので、いろんな人に相談もしてました。
そこでゼミでお世話になっていた中林先生に相談したところ、Kibidangoを教えてもらったんです。
ホームページをを見てみたら、Kibidangoの10ケ条というのがあって、全部当てはまったら応募してくださいと書いてある。
– あぁ〜…私も、当てはまっていると思って応募したような記憶が…(笑)
「10ヶ条に全て当てはまったんですけど、新卒採用してますか?」と問い合わせをしたら、
青井さんが対応してくださり、面接に行きました。
青井さんとはじめてお話したとき、「この人と一緒に働きたい」ってすごく思ったんです。
でもKibigangoは当時、それこそ2年目のスタートアップだったので、
美大卒で、ビジネスメールも書けない学生というよりも、スキルのある人が必要だったんですよね。
それはそうだと思って。
でも青井さんが私を面白がってくれたんです。
会社に掛け合ってくださり、インターンをして見返してみろとチャンスをくれました。
大学4年生の10月でした。
そこから翌年の1月までインターンをして、代表の松崎さんから入社について承認をもらえた時は嬉しくて泣きました。
– Kibidangoのメンバーは、本当に暖かですよね…また、あのオフィスを訪れたくなりました。
はい、尊敬できる楽しい人達と一緒に働けてすごく嬉しいです。
価値観
– 今、大事にしていることは。
自分が生み出したもので、誰かが幸せな気持ちになってもらえること。
笑顔になってくれること。
それって凄く尊くて幸せなことだと思うので、
その笑顔のために、できることをしていきたいという気持ちもありますし、
なにより自分の「好き」という恋するような感情を1番大事にしています。
– 本当にそう思います。
こないだは、アラビックヤマトのプロジェクトに携わったんです。
子供の頃、こんなことして遊んでませんでした?
– あぁ〜、やってた、やってた…主に右二つ…(笑)
その中で、”気泡わり”という遊びをやっていた、あの無限プチプチの生みの親でもある高橋晋平さんという方がいまして、
気泡わり専用のアラビックヤマトを作るプロジェクトをKibidangoで開催したんです。
– 面白いですね…
すごいですよね、大人がこのおもちゃを商品化するのにヤマト株式会社の本社にまで掛け合って。
私は高橋さんに直接教えてもらったら面白くてドハマリしまして、
支援をして、「アラビックヤマトの気泡で遊んだ人サミット&気泡わりチャンピオン大会」のイベントにでまして、気泡わりチャンピオン大会に出場したんですが、私、これで3位をいただきまして(笑)
もちろん優勝を狙ってたんですが、、ああいう大会でいつも通りのことをする。ということのすごさを知りました。
オリンピック選手はほんとすごい。
そして、そのあと高橋さんをKibidangoにお呼びしてイベントを開催したんですけど、
高橋さんとKibidangoの代表の松崎さんが同じ誕生日で。
サプライズで、アラビックヤマトなロールケーキを作りました。
– えっ…すご…!そうだ、貴女は料理も得意なのでした…。
アラビックヤマトのロールケーキをどうやって作ればいいのか、元パティシエや料理人の兄や姉に相談したりもしました。
こうやってみんなが笑ってくれたとき、ただ幸せなんです。
ainoaのウェディングについて見出してくれたのもKibidangoのご縁なんです。
– えっ、そうなのですか?
アグリトラベラーの長根 汐理さんからの相談がきっかけでした。
これも青井さんが、長島は花のアクセサリーも創っているんだよって繋いでくださって。
その時に「結婚式も楽しみだけれど、しまちゃんのアクセサリーを身につけられることが嬉しい」と言ってくださって、
その言葉に感動して、もっと花のことを知ろうと思ったんです。
その頃から華道を習いはじめました。
– おぉ、極める行動。さすが創作家。
生花を手にしたとき、まず最初に感じたのは、重みでした。そしてしなやかさ。
普段はドライフラワーに触れていることが多いので、
単純に水の重さなんですが、ああ、この子達は生きているんだと思いました。
また、最新のainoaの写真は友人の繋がりで出会った方にお願いしています。
こちらのアカウントでは料理の写真を撮られている方なんですが、質感をとらえた美しい写真を撮ってくれるんです。
ちなみにこの料理を作っているのが私の学生時代からの友人で、ainoaのブランドロゴも作ってもらってたりします。
このアカウントは彼女が料理を作り、彼が写真を撮り、彼女が載せ方や文字をデザインして投稿しているんですが、Instagramの特徴を活かしていて、とても素敵なんです!
– 穏やかで静かな写真もさることながら、スワイプすることで一枚の写真が見えるこの技法、すごいですね。
はい、本当に人との出会いに恵まれていると思います。
ハンドモデルとして見出してくれたのも、Kibidango元メンバーの矢野さんなんです。
自分の手が商品をより美しく魅せるサポートができることを知れて、すごく嬉しかったです。
Kibidangoで撮影するプロジェクト写真の手をやらせてもらったりしてました。
– しまちゃん、もともと肌が白く透明感があって綺麗だなと思っていましたが、手は特に美しいですよね。爪の先までその全てが、正しく、”美しい手”だと思う。
先日は友人の繋がりから高岡早紀さんがキービジュアルを務める肌ナチュールのハンドモデルも務めさせていただきました。
撮影はとっても楽しくて!
泡がふわっふわでモチモチできめ細やかで、すごく気持ちが良かったです。
グレープフルーツの爽やかな香りにも癒やされました。
こうやってウェブサイトに落とし込まれたのを見たとき、ぞわって鳥肌がたったんですよね。
自分の手なんですけど、商品の一部になったような。
こういうことをもっとできたらと思います。
これから
– これからやりたいこと。
本当に人に恵まれているので、繋がって、繋げていくなかで、わくわくすることを生み出していきたいです。
またKibidangoでのプロジェクト繋がりで、harinekoというバンドのさちさんと富樫さんに出会い、オフィス×ライブの「都市と空」というイベント運営を今年はじめたりもしています!
Kibidangoの大きな窓からの夜景をバックに、
音楽、食、アートに出会える心地良いイベントに育てていくので、是非遊びにも来てください!
イベントを主催するってはじめてで、不安もありますが、共同主催のharinekoのさちさんやKibidangoスタッフに支えてもらってます。
– 一つ一つを大事にしているから、もっと大事なものに繋がっていくのでしょうね。
ainoaの動画を撮ってくれている方ともKibidangoきっかけからの繋がりなんです。
Kibidangoのデザイナー、えづちゃんはバンド活動もしているんですが、彼女個人のライブに行った時、サボテンのTシャツをきている人がいて、絶対面白いと思って話しかけて、そこから(笑)
– 彼女は今年の夏、フジロック出てましたもんね…すごいです。Kibidangoはその事業内容も理念も創発的ですが、メンバーもクリエイター兼業者が多くて言動一致感が高く感じます。
▼森永陽実とイル・パラディソ
創作は面白いですね。
自分が変化や成長していくにつれて、作りたいものが変わっていって。
– これから、しまちゃんは何を創っていくのでしょうね。
今は、オーダーとしてその人のためだけのものを創るものが、一番楽しいです。
自分だけの思考では出てこないもの。
その人だけのオリジナルを創り出せる喜びがあります。
そして何かを作るときの発想やセンスは知識からだと思うので、
引き続きいろんなものを貪欲に知っていきたいと思います。
– 自身もクリエイターとなって、化学反応を生む時の快感といったら、ないですよね。
はい。その全ての根源に、やはり家族の存在があります。
私の創作を全て認めてくれて、褒めてくれた。
私へ、自己肯定感を与えてくれた。
学生の時に、たくさん賞をとったわけでもない。
絵がクラスで一番うまかったわけでもない。
猫にはまって、同じような絵をキャンバスに描いていても、家族も、アトリエの先生も、
ただ好きであることを全部受け入れて認めてくれていました。
だからいつまででも創り続けられる。
誰か1人に、欲しいって、いいねって。
そう思ってもらえたらそれでいい。
– そういうものですよね。そんなしまちゃんだからこそ人の心に響くものを生み出せるのだと思います。ありがとうございました。
Interviewee
長島 加奈
こんなに長く自分の話をしたのは初めてです!
伝えようとすることで、思考の整理ができて、すごく面白かったです。
ありがとうございました。
1993年7月31日
出身地 東京
2016年 東京造形大学 室内建築専攻卒
2016年 きびだんご株式会社に新卒入社
Interviewer
Nocchi
初めてKibidangoのオフィスに伺ってしまちゃんが出迎えてくださった時、なんてぴったりなスタッフさんがいらっしゃるんだと衝撃を受け、ainoaの話を伺った時もしまちゃんぴったりすぎると衝撃が走ったんですよね(笑)
ずっと記事にしたかったので嬉しいです、ありがとうございました。
Polaris管理人。
大手金融、IT企業での副業社員を経て独立。
副業社員時代に、「自分で人生のオーナーシップを採る生き方」普及のためにPolarisの運営を始め、自身が新しい働き方を体現しながら、多くの人の働き方相談に乗る。
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