Vol.42 – 石田遼 / マッキンゼーを卒業した僕がWorkTechコワーキング”point0″創設に挑む理由

※内容は、2019年7月時点のものです。

コンサルティングファームのマッキンゼーを卒業し、生体認証ベンチャーLiquidの子会社MyCityで、新たなコワーキングスペース”point 0(ポイントゼロ)”運営に挑む石田さん。

彼がMyCityに入ろうと思ったきっかけ。
また、Worktechの実証実験も行うpoint0を始めようと思った理由とは。

日々前進

いま

– 石田さん、お久しぶりです。今なさっていることを教えてください。

MyCityという不動産向けIoTプラットフォーム提供をする会社を経営しています。
ディベロッパーの開発への導入やオフィス向けの働き方改革のサポートをやっています。
スマートオフィス、スマートシティなどのアプリのシステム開発など。

[ MyCity ]

この会社の代表をしています。
今は10人くらいで、設立2年くらいですね。

– MyCityはどのように生まれたのですか?

もともと、建築や都市設計に関わっていて、コンサルタントをしていたのですが…
その経歴の上で、テクノロジーを使って何かできないかと考えていたとき、親会社のLiquidの代表と出会って。
生体認証のベンチャーなのですが、ここのリソースを使って新規事業を立ち上げないかと言っていただいて、始めた形です。

– Worktechコワーキング・スペースのPoint 0も、いよいよオープンですね!

オープンが7/16になります。
すでに内覧会をしておりかなりご好評いただいています。

[ point 0 MARUNOCHI ]

– pointo 0の設計はどのように進めていかれたのですか?

ダイキンさんが出されたCRESNECTというプロジェクトのプレスリリースを拝見して、あ、これ面白そうと思って。
代表の石原さんへ会いに行きMyCityの話をしたところ、参画させていただけることになって。

[ ダイキン – 空間データの協創プラットフォーム『CRESNECT』を活用した未来のオフィス空間『point 0 marunouchi』を7月に開設 ]

コワーキングスペースの企画と運営をMyCityで引き受けることになりました。

– point0のおすすめポイントは。

緑が多く、様々な空間があることですね。
仮眠室、ヨガルームなんかもあります。


(緑あふれるフリースペース)


(ヨガルーム)

ドロップインも受け付けていますし、個室は座席数の5倍の人まで使えます。
自由席と固定席は、1席分の契約で3人まで使えるので、フリーランスギルドなどにもおすすめですね。

自分が今まで行ったどんなシェアオフィスよりも、もっとも心地よいと思っています(笑)

– 確かに、WeWorkともWorkstylingとも違いますね。設計はどのようなコンセプトなのですか?

共創の場、かつ、実験室です。完成しない場所。
多様性と可変性を実現しつつも、オフィスとしても気持ちがいい場所です。


(風がそよぐ作業スペース)

実現したい価値としては、生産性、創造性、健康性をあげています。

– WorkTechのコンソーシアムもございますよね。伺っても良いでしょうか。

今、9社関わっていただいています。
メーカーやサービスプロバイダーさんですね。
WorkTechと呼ばれるものをやろうとしています。

WorkTechといえばMyCityと呼ばれるようになりたいですね。

[ パナソニック – 未来のオフィス空間『point 0 marunouchi』において実証実験を開始 ]

– 楽しみですね。実際、本日お伺いしてみましたが、かなり多くの方がいらっしゃっていますし、法人契約も順調そうですね。

そうなのです。
プレッシャーも入り混じりつつですね。
予想以上のスピードでお申し込みもいただいており、スタッフを追加募集中です。

[ 緑に囲まれた空間で一緒にコミュニティーを作る仲間を大募集! ]

– どういう方が合いそうでしょうか。

場づくりが好きな人、興味がある人。WorkTechに関心が高い人。
コーヒースペースでスペシャリティコーヒーを提供する良いお店が入っており、コミュニティ・マネジャー兼バリスタも募集しています。


(飲食スペースにもこだわり)

– 実際にコワーキング・スペースの立ち上げに関与されてみて、いかがですか。

すごく楽しいです!
自分で場所を作るという経験が初めてのこと。
しかも学生時代に憧れていた建築家と作ることができて、本当にワクワクしています!

これまで

– 子供時代、学生時代。

5歳までアメリカにいました。
日本に帰国してからは、空を眺めながら人生の意味を考えるような子供でした(笑)

-哲学的ですねぇ(笑)内省タイプなような。

そうですね、ハッチャケタイプではなかった。
部活はサッカー。センターバックでした。
習い事はピアノ、英会話。

高校くらいまでは学校は普通な感じで…
歳が上がるにつれ、人生楽しくなっていっていますね(笑)

-精神年齢に肉体が追いついてきたんですね。

大学で建築を学びました。
学校に泊まり込んで建築の模型を作ったり。

-なぜ建築に行こうと考えられたのですか?

空間が好きだったんですよね。
哲学的なこととの親和性も高いのに、現実味もあって。
この頃はまだ「かっこいい、気持ちがいい空間をつくりたい」という抽象的な気持ちでしたね。
この後大学院に進んで、1年パリへ留学しました。

– 留学はいかがでしたか?

楽しかったですよ!
毎日ワインを飲んでいた(笑)
ここでも建築を学んで、事務所でインターンをしたり。

パリのエスプリが醸成されたか?
日本では「夢を追っている仕事」となることが多い気がしますが、海外だと普通に職業の一つであって、建築家というものが、日本よりも一般的に捉えられているという印象でした。

-これを受けて変わったことは?

建築をやるなら、日本ではなく海外でやろうと思いました(笑)
将来的に建築家としてやるのならば、海外でやりたいなと。

留学は短期だったのでそのまま日本には帰国し、建設を続けるかは迷っていた時期でもあったので、就活は色々と受けてみて。。

– 就活はいかがでしたか。

すごく楽しかったです。
内省する人だったから、自分のことをよく理解していたし、人に説明することも違和感なくできた。
大人が真剣に話をしてくれて、ディスカッションみたいでした。

外資系コンサルのあたりに面白い友人がたくさんいて、話を聞いたり、面接が進むうちに、親和性を感じて…
内定をもらってから考え始めました。

– コンサルではどういったお仕事を?

始めの方は一般的な、企業の経営課題を2-3ヶ月やるという戦略コンサル。
途中から、もう少し専門性を深めて、建設とか公共セクターとかに手を出し始めて。
国内ではプロジェクトがまだ少なかったので、後半は海外プロジェクトが増えていきましたね。

価値観


– 今一番はまっていること。

走ることですね。
先週、北海道のサロマ湖ウルトラマラソン(100Km)に出ました。

[ サロマ湖ウルトラマラソン ]

-マラソンはいつから?

2年前頃からですね。
旅行や出張であちこちに行った時に走るようにしていたのですが、それをもう少し習慣化したり、目標を持たせようかなと。
コンサル時代の友人と走ったりしています。

– していて楽しいこと。

読書、旅行。
最近は50年よりも昔の本しか読まない縛りをしていて(笑)
古典書などを読んでいます。

[ プラトン – 国家 ]

あの本は、2000年以上前に、人生についての問いが全て考え尽くされている。
人類は、そこからそのままなのだなというのがよくわかる。

-旅はどこがお好きですか?

東南アジアが多いですね。
都市を見るのが好きだから、都市圏が多いです。

最近はベルリンに住みたい。
都市に歴史が刻まれているし、人の多様性も高い。
文化、カルチャーが広く、大きさもちょうど良い。

– お気に入りのサービスやアプリ。

サービスではないんですが、自転車で移動すること(笑)
この間にPodcastでニュースを聞いたりすると、それもまた楽しい時間になる。
都内なら、電車より早いですしね。
雨が降ったら電車に乗りますが、すごいテンション下がります(笑)

これから

– 今年やりたいこと。

仕事でいけば、point0の立ち上げをしっかりやること。
タイ語を話せるようになること。

どれも全部頑張っています。
達成していくのが好きですね。

– 来年やりたいこと。

アイアンマン(レース)に挑戦すること。

[ アイアンマンレース ]

-登山とかはやらないんですか?

トレラン(トレイル・ランニング)は少しやっています。
もう少し年齢上がったら真剣にやるかもしれない。

あとは、MyCityの海外進出。
これはやはり東南アジアですね。

ディベロッパと一緒に会話は始めています。
そのためにも国内事業を、自分なしでも回るように育てていきたい。

– 今の働き方における課題。

僕自身は、仕事柄、自分自身の働き方についてすごくコンシャス。
快適にするためにかなり気を配っている。

学生時代に制服だった人が、私服になった時に、何を着ればいいか困る話に似ていて。
普段から私服に気を配っている人ならばここで困ることはないけれど、自分のコンフォートなものを知っていくプロセスがまず必要になる。

されるがままだと働かされている感が上がっていき、ハッピーとアンハッピーに分かれていくでしょう。

場所にコンシャスしたのはMyplaceだし、働き方にコンシャスしたのがPolarisだったりする、んでしょうね。

– 心地よいワークプレイスというのはある程度何か指標があるのでしょうか。

これはまず、コンフォートであることに対して、人によるというのが前提にたつことが大事。
なので選択肢を増やす。

個室、フリースペース。緑が多い、無機質。音楽の有無。
point0では、色んな環境を作っているので、自分の好き好きというのを実感してもらいやすいと思います。

緑の多さが生産性や精神安定に好影響をもたらすということはある程度論文が出ていますし、これを嫌がる人というのは少ないので、point0は緑を多くしています。


(机にも緑が広がる)

-Polarisの読者の方にもぜひ遊びに来て欲しいですね。

はい、働き方に関心が高い人が多いと思うので、ぜひ内覧会にお越しいただければと思います。
お問い合わせはこちらまで。

[ リンク ]

– これからのpoint0が楽しみです。ありがとうございました。

終えてみての感想


子供の頃から価値観があまり変わっていないのだなと改めて感じました。
大学、留学、結婚とかで価値観が変わる友人が多いんですけどね(笑)
Worktechが広まっていけばいいなと思います。

Profile

石田 遼 / Ryo Ishida
1986年生まれ、東京/ニューヨーク育ち。

株式会社MyCity 代表取締役
東京大学大学院で建築・都市設計を専攻。卒業後、マッキンゼーアンドカンパニーにて国内外の
企業・政府の戦略策定・実行を支援。主に都市開発、公共政策などを担当。
LIQUID 国際事業戦略室長を経て、2017年にMyCityを設立。
“都市とあなたをつなぐ“をビジョンとし、都市·不動産向けのIoTプラットフォームを提供。
2019年4月より株式会社point0取締役。

ライター

Nocchi

働き方相談所Polaris管理人。
複業支援、企画、コミュニティ・マネージャー、新規事業支援などを行う、9足わらじパラレルワーカー。
漫画家、グラレコーダーでもある。

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