パラキャリ酒場 in Schoo最終回!Schoo生放送の撮影現場に潜入

オンライン放送のSchooさん。
Polarisでも2度イベントレポートを書かせていただいたパラキャリ酒場さんの最終回の撮影風景を、取材させていただきました!

[ 今回のアーカイブ ] こちらで放送を見ることができます!

Schooとは?

大人たちがずっと学び続ける生放送コミュニティ。

生放送なのでリアルタイムで見ながら、Abema TVのようにコメントをしていくことができます。
観覧者のみなさまも、一緒に参加しているようなライブ感が魅力。
しかもアーカイブもあるので、コメントのリアルタイム性まで合わせて、番組を後から見ることもできます。

パラキャリ酒場とは?


“パラレルキャリアのはじめの一歩”を踏み出すための、ユニークなパラキャリ実践者の体験談を聞けるトークイベントです。

[ パラキャリ酒場公式WEB ] [ 過去の取材レポート ]

パラキャリ酒場 in Schooとは?

パラキャリ酒場 in Schoo 〜副業解禁時代!パラレルキャリアのはじめの一歩〜

働き方改革が叫ばれる昨今、「パラレルキャリア」「パラレルワーク」という新しい働き方への注目度が高まり、実践する方が増えつつあります。厚生労働省の『モデル就業規則』も副業推進に舵を切り、今後、副業を解禁する企業が増えることも予想されます。

一方で、身近に実践者がいない方がまだまだ多いのも事実で、
「パラレルキャリアに興味はあるけれど、何からはじめればいいのかわからない」
「副業禁止の会社に勤めているので、できることが限られる」
などと悩む声も聞こえてきます。

そんな悩みを持つ方に向けて、
・パラレルキャリアのはじめ方、広げ方
・副業禁止の会社でもできること、今後副業が解禁される日に備えて今から取り組めること
・パラレルキャリアをキャリアアップにつなげるポイント
などの気になる点に関して、ユニークなパラレルキャリアを実践するゲストのリアルな体験談を聞きながら、飲みながら学ぶ授業です。

今回のテーマ


今回のテーマは「パラレルキャリアと多拠点居住」。
会社員をしながら多拠点居住を行う2名のゲストと、パラキャリ酒場オーナーの高村さんがお話していきます。

ゲスト

加形 拓也 / Takuya Kagata

移動しながら暮らす「フローライフ」のひと

広告会社のコンサルティング部門で未来のまち・ライフスタイル・テクノロジー起点の事業・サービス開発を行うサービスデザインチームのリーダー。自治体顧問や大学院でのまちづくり研究なども行っている。サービスデザインとまちづくりのフリークで、これまで訪ねた国は100カ国以上。世界一周も3回。家族での世界一周や、東京と三浦半島との2拠点居住、富山でのゲストハウス運営など、とにかく多動、とにかく実践をモットーに活動中。この夏はクライアントと旅をしながら未来のサービスをつくる「多動型開発」も実践。面白い人・うまいもの・楽しい唄と踊りとの出会いが無上の喜び。 <著書・寄稿> 『テクノロジーロードマップ マーケティング・流通編』(日経BP社) 『地域と一緒に長く歩む クリエイターの関わり方』(宣伝会議)

星野 翔太 / Shota Hoshino

株式会社パソナ マネージャー / 地域複業プロジェクト担当

横浜市出身。大学卒業後大手人材サービス会社に入社。大手から中小企業まで幅広い企業の採用・人材育成を担当し、震災後の福島県にて震災復興事業の立ち上げを経験。その後、中央省庁及び地方自治体と連携した地域企業の人材育成事業や移住促進事業、観光地域づくり事業等を推進。直近は、副業・兼業等の多様な働き方創出、シェアリングエコノミー推進等による地方創生事業に取り組む。プライベートでは、キャリアコンサルタントとしての活動やNPOの新事業開発支援などにも取り組む。趣味は、山に登ること、旅にでること、そしておいしいご飯を食べること。国家資格キャリアコンサルタント。

モデレータ

高村 エリナ
編集者/パラキャリ酒場代表

本業は編集者で、社外でもNPOを中心に編集・広報のパラレルキャリアを実践中。NPO法人奔流中国でプロボノとして編集した『馬上の旅人』はAmazonカテゴリランキングで1位獲得。2018年7月より、パラレルキャリアについてお酒を片手にワイワイ語るトークイベント「パラキャリ酒場」を主宰。日本全国でパラレルキャリアが当たり前になるように、「パラキャリ酒場」の全国100回開催を目指して活動中。

リハーサル風景


グリーンの壁、機材に囲まれたテーブル席。
背景が合成された映像が映し出されるモニター。

テレビ収録感がたまらない、生放送現場。

Schooは、「着席」という言葉で、見ている人の人数がわかる仕組み。
開始前から10人以上も着席していて、ドキドキしている登壇者たち。

スタッフからカウントが入ります!
10, 9, 8, 7…3, 2, 1、スタート!

本番放映中!


「パラキャリ酒場、は〜じまるよ〜!」と、高村さんの明るい挨拶で開始!
かっこいいBGMも流れ始め、「THE 番組」感。
アプリでの映像と、実際の会話に若干のタイムラグがあるのも生放送ならでは。

実際の登壇者は動かなくても、バックにいる編集さんの作業で、画面も変わっていきます。
参加者のコメントもどんどん流れてきます。
スクー教務課からも、必要に応じていろんなURLが流れてきて、とっても便利!

コメントをチェックする登壇者たち。
質問にも反応しつつ、ディスカッションが始まります。

ゲスト紹介

まずは、東京と三浦を行ったり来たりしている加形さん。
平日は東京で会社員をしながら、週末は奥さんと2人のお子さんと一緒に多拠点に挑戦して三浦の古い家に滞在。

「ベビーカーは多拠点居住の必須アイテムですよ!」
とつかみはバッチリ。子供が途中で寝ても頑張れるからだそう。
富山にもゲストハウスを持って暮らしているのだそうです。
コメントでは「海外にも住みたい!」という声も。

続いて星野さん。
都内の人材会社に勤めながら、複業兼業x地域創生のプロジェクトにジョイン。

「通えるけれどちょっと遠い、でも通いながら定期的に会う」というところから名前がついた「遠恋複業課」、経済産業省と組んでやっている「複業活動 – 複活」も紹介。

遠恋複業課

複活

これらは、こちらのイベントでも紹介されたホットなプロジェクト!

「じゃあ、大体どっかにいるってことですね(笑)」
「月の半分くらいが東京ですかね(笑)」
と、なかなか捕まらない2名のゲスト。
もしかすると生放送のスケジュールを押さえられないかも…!?と、モデレータの高村さんは不安だったそう。

「花粉症なので、花粉がない地域と多拠点生活」をしたいコメント、などに共感するメンバーたち。

1. 「多拠点」の魅力って、何ですか?


お菓子を食べたり、お酒を飲んだりしながら進むディスカッション。

三浦や富山で過ごす加形さんは、遊び盛りの子供たちのお父さん。
都内のアドベンチャー施設もいいけれど、自然の小川などは格別だそう。
「夏の暑い時期、都内だと施設でウォータースライダーに乗るだけでも並ぶんです。でも三浦にいると、川に丘とたっぷり遊んで、お家でしっかり昼寝をして、お金もせいぜいかかって1,000円。」

「しかもコンクリートもないから気温も5度くらい低い。僕、何で東京住んでたんだろうって(笑)」
魅力をあげると20個を超えるとのこと。

「一方で、東京はやっぱり仕事が進めやすい。うまく活用するのがいいと思う。友達に声かけると、意外と、今度泊まりに行きますって言ってくれる人も多い」
まさに今度三浦に遊びに行きます!と応じる高村さん。

「その土地で馴染みの飲み屋を作るだけでも多拠点居住って可能なんでしょうか?っていうコメントが気になる」
どうやって地域に溶け込んでいるのかと高村さん。

「ゲストハウスに泊まると、そこの方々と夜通し語ったりしちゃいますね」と星野さん。
「社内にポスティング制度があるのですが、震災復興案件に手を上げたのが結構きっかけ。地方に興味があったのはもちろん、震災を経て、野菜や自然が身近にないことに気づいて、それに触れたいと思った」

人が溜まっていくところにどうやってコミュニティを作ったり入っていくかというのが鍵。
全国に帰る場所があるっていいですね!と和気藹々。


「東京で居場所無くなったら帰る場所ないって思うのって、ちょっと孤独。おかえりって言ってくれる場所欲しいですよね」と高村さん。
「気持ちが切り替わるのもいい。三浦まで片道1時間半かかるけど、2時間だけでもいいから行きたいって思います」と魅力を語る加形さん。

「僕も東京が嫌いってことはないのですが、高層ビルがない綺麗な空だとか、畑だとか、もう映像が全然違うことで切り替わりますね」と星野さん。

そもそも3人の出会いは東京ではなかったそう。
「会社の外で出会うからこそ、他社の人とも繋がれる、これはすごいことです」
「名刺持ってないから、名刺交換から始まらない出会いになりますもんね」
少し足を伸ばすと、いろんな出会いに繋がるようです。

2. どうやって多拠点を実現していますか?


家を探したりして「フローライフ」を研究し始めた加形さん。
仕事、家族、親の介護とリアルなところを探ってみると、”東京圏”のよさに気づいたそう。
「そこそこ狭くて電車が発達してる。電車で1時間半の圏内に海があって、魚も美味しい」

家賃や交通の便…こんな表はとても参考になりそう。
「お金もかからない。家賃は安いし、移動もシェアリング・エコノミーでなんとかなります」

「仕事も作りやすくなった。僕も事業推進をしていますが、JOBHUB TRAVELなど、移住をしなくても、月に1回とか通うくらいで、ご縁が繋がっていくんです」と星野さんも応じます。

3. 多拠点の選び方、続け方のコツはなんですか?

お二人とも、「ゆるくやる」ことをコツに上げます。

「地域の課題を考えるとき、都内のすごい人がくるとみなさんも緊張をしてしまうけど、まずは仲良くなってから、あなたと一緒なら一体何ができるんだろう?という方面からプロジェクトが始まっていく」と星野さん。

「偶然的な出会いも素敵。期待値を上げすぎないで、無理せずにゆるゆる継続するのが向いている」

「週に1回とか、月に1回とか。でもその時真剣にやりますよっていう話をする。これは多拠点仕事をする時も、都内でパラキャリもする時も同じことが言える」と加形さん。

「期待値調整は大事ですよね!あの人これくらいやってもらえると思っていて、やらないと、なんでだってなってしまうから」と高村さん。

距離に関係なく、一番大事なのは、現場のみなさんとの信頼関係のよう。

「小さく始めることも大事ですね。大きくしたら、後からのリカバリーが難しくなる」
「好きから始めることも大事。ただ儲けたいなら都内でガツガツ働いた方が、一時的には収入は上がると思います。」

金銭目当て、というよりも、人生どうやって楽しんで生きよう?というスタートがオススメなよう。

「僕は一銭ももらっていないんですが宣伝すると(笑)これは本当に魅力。三浦、とてもいいんです。ぜひ」と加形さん。

「僕が改めて推したいのはJOBHUB TRAVEL。移住はハードルが高くても、月1回とかから帰れるところができて、その人たちを助けていくのって、副業デビューにも、とてもいいですよ」と星野さん。

「パラキャリ酒場 in Schooもこれで最後。次回はリアルイベントにもぜひお越しくださいね」と最後に高村さん。

コメントを拝見すると、参加者の皆さんも、たくさん学びがあったようです。
パラキャリも、多拠点居住も、人生をちょっと面白くしたい人に向いているようです。

終えてみて


最終回を迎えたパラキャリ酒場 in Schoo。
Schooの壁のボードにみんなで寄せ書きをしてパチリ。

[ 過去の登壇者の寄せ書き ]

長丁場の収録ならびにシリーズ完結、お疲れ様でした!

ライター

Nocchi

複業&独立研究所Workstyle-Lab Polaris管理人。
誰もが自分の事業をもつ世界の構築を目指す。

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