Vol.8 – 雪竹 秋華 / 私が休学してベンチャーインターンをしようと思った理由

※内容は、2018年11月時点のものです。

自分の直感を、信じる。
どれだけ悩んでも、最終的にはいつも直感が正しかった、から。

いま

-現状について教えてください。

法政大学の4年生で、休学しベンチャーでインターンをしています。
yentaで知り合った人の会社で子会社を作るということで、
管理・運営業務を行っています。

[ ビジネスマッチングのyentaはこちら ]

結構、自分で仕事を発掘するか、
社長が取ってきた仕事でイベント開催したりとかしています。

-どうして休学しようと思ったのですか?

私、そもそも大学が第一志望校じゃないんです。
仮面含めて浪人しようかと思ったのですが親に反対されて。
大学を行き切ろうとはしたのですが、普通の学生がしないようなことをやりたくなって。
社外活動に精を出していたら、そちらの方が面白くなってきてしまって。
こういう形になっています。

就活にあたってもまずは社会を知りたいと思い、
“リアル”を知れそうな規模の小さいベンチャーで働き始めました。
初期は本当にバイトみたいなインターンでしたが、
最近はもっと本格的にやりたいと思い、今のところにジョインした形です。

留学や中退とかも考えましたが、色んな大人から「大学だけは出ておきなよ」と。
とりあえず卒業しようかなと。

-最近は、オンラインサロン中心に”大学は早くやめよう”という潮流があると聞きました。

ありますね。
でも、私は心理学をやりたいので大学院に行きたい気持ちもあって。
と言いつつ、今の仕事も楽しいので天秤にかけています(笑)
なるようになったほうにいこうかと。

-実際にインターンをやってみてどうですか?

すごく楽しいです!
職場がNY初のコワーキングスペースWeWorkというのもあって、
フリーランスの人など本当に色んな人に出会うことができていて。

[ アメリカ発のコワーキングスペースWeWorkはこちら ]

何かのイベントであっただけの人ってすぐ繋がりが切れてしまう。
でも、毎日来る職場が同じだと繋がりが継続しやすいなと感じます。

-なるほど。1週間の流れはいかがですか。

週5で出勤で、10:00-16:00をコアタイムで働いています。
そのほかは、新しく知り合った人と食事したり、本を読んだり。
あとはイベントを手伝ったりしています。

週末はホテルのバンケットサービス(配膳)のアルバイトをしています。
最初、東京にきた時に、ホテルの仕事がしたくて。
アルバイトとして選んだのがリッツ・カールトン。
居酒屋なども探したけれど、やっぱりやりたいことをしたくて。
最高のサービスを学びたかったのと、六本木に出入りしたかった(笑)

-ホテルの仕事につきたかったのは、なぜなのですか?

しっかりとした接客、そしてブランディングが学べる。
さらに顧客が富裕層が多いので、彼らの私生活を見られるからです。

営業がしたかったわけではないのですが、やってみたら向いているなとは思った。

ここ数年で多くのマッチングサービスを使い、本当に多くの人と出会ってみました。
自分のコミュニケーション能力は伸びたし、人と会うのが好きだということもわかった。
今は営業がしたいと思っています。

-そうなのですね。お気に入りのツールはありますか。

JOIN USというアプリ。
ほかのアプリと違って、1日でデータが消えるから、
連絡先はその時に交換しないと継続性がないんですね。
だから関係性がダラダラしないところが気に入ってます。

[ 飲み会マッチングのJOIN USはこちら ]

SNSは、LINE、Facebookを使ってて、一番見るのはInstagram。
社会人との交流ではFacebook、学生だとLINEかインスタで話すかなぁ。

仕事の時はパソコンでFacebook MessengerとLINEは見ています。
プライベートではスマホを見てますが通知はオフ。
即レスする必要の無いものは、後でまとめてレスすれば良いと思うので。
仕事の連絡はちゃんとすぐ返します。

-20代のSNS事情聞くの楽しいですね(笑)テンションがあがることは。

美味しいもの!食はテンションが上がります。
おしゃれなカフェや純喫茶、割烹料理。
美味しいものは作るのも好き。

あと初めて会った人同士で意気投合したとき。
何かが始まる予感が好き。

これまで

-子供時代、学生時代。

私、すごく頑固で。
一人っ子だし、母親の会社の大人に甘やかされて育って。

中学の時に大阪に移って、そこから高校3年生で家を出るまでずっと反抗期。
大阪に移った時に父親と久々に住んで。
母親も指摘が細くて、宿題やったのとか干渉がすごくて、もうきつかった(笑)
なので、大学で絶対東京に行くって思ってた。

高校の時にカナダに留学したんですが、ここで価値観の違う多くの人と話して。
大阪人の大らかな性格の影響もありますが、ここですごく社交的になりました。
帰国後も変わりましたね。

– 留学に行けてよかったですね。子供の頃の夢は?

小学生の頃はファッションデザイナー。
ずっと絵を描いたりしてた。

高校生の頃は国連職員!
学校が国際問題をよく取り上げていたので、社会問題に興味をもつようになって。
あと、偶然国連の人と知り合う機会があって。
その方のお話を聞いて、こんな世界に私も行きたいと思って勉強していました。

今は、事務職だと何かを変えられないなと。
職員になりたいとは思わなくなった。
インターンをやりながら、世界を変えるのはITだと思うようになった。

-現場にいきたいと思ったという意見は多いですね。就活はどうでしたか。

3年生の5-6月にやってみて。
模擬国連で出会った人の影響でコンサルばっかり受けてました。
今は冒頭に話した通りで、まだ社会に出る時期じゃないなと。

-いろいろ経験して思ったこと、ですね。昔の自分に言いたいことは。

もうちょっと、家族と向き合った方がいい、かな。
特に父親。
社交的ではないけれど、知識人なんですね。

合わなくても、勉強になる部分はとても多くて。
ちょっともったいなかったかなって。

– 女の子から同意見たまにでるなぁ。おままごとでのポジションは。

うーん…可愛がられるポジション(笑)
妹とかを選んでいた気がする。
責任が大きそうなお母さんとかは避けてたかなぁ。
ペットも嫌だった。発言権がないし。

おままごととかはそもそも好きではなかったですね。
図鑑が好きで。一人でもそういうの読んでるのが好き。

価値観

– 雪竹さんの幸せとはなんですか。

んー…自分の好きなことができること。
幸せだと感じる瞬間は、美味しいものを食べた時。

空を見てる時も幸せなんです。銀座とか丸の内とか。
一人でテラスとかから空見るのが好き。
決められたルールで流れないもの、だからなのかな。
この間も渓谷で30分くらい川を眺めてた(笑)

– 自由が好きなのかな。いま、5億円もらったらどうしますか。

えーっ…とりあえず、世界中色んなところに住んでみる。
仕事は…何かすると思う。お金があっても。
体験が欲しい。満足いくまで。きっとそこからまた、考えるんだと思う。
やってみないとわからない、から。

– やりたいこと、ほしいもの。

色んな国に行きたい。色んな世界を見たい。

あとデザイナーやってみたい!
空間とか建築のデザインがずっと好きで。
金沢に住んでいたので21世紀美術館や兼六園によく行っていた。
建物がレンガ作りだったんですが、そういうところから創発意欲が沸いているのかなぁ。

物欲はあまりないかなぁ…最低限があればいいんです。
なにかを持ったからどう、という感覚は、なくって。
ご褒美という制度が子供の頃からなかった。
モノが自分のご褒美という感覚値がないのかもしれない。

– 原体験が価値観に及ぼす影響は大きそう。やりたくないこと、嫌いなもの。

うーん…理不尽なこと。上から目線。
視界が狭い人とは話したくない(笑)
固定概念が強いともうやだ。

– そうだね(笑) 話は変わりますが、恋愛と結婚はどう違うと思う?

恋愛は…楽しむだけで、いい、もの。
結婚は、現実を見て、その先に計画がある時にするもの。
パートナーや子供がほしいとか。

恋愛は、していたい。私は割と好きになりやすいタイプで。
ないと死んじゃう、かも(笑)
好きな人がいない時期ってすごくやる気なかった。

結婚はどちらでもいいかな。してもいいけど、飽きて離婚しそう。
子供は欲しい。自分の遺伝子は残したい。
でも、育児となるとちょっと違う。
育児は旦那さんでもいいんじゃないかなぁ(笑)

– ふむふむ。では、家族とはなんだと思いますか。

先天的に与えられた家族と、後天的に作る家族はちょっと別かも。
そういう、家族とかっていう枠組みかどうかよりも、
信頼できる人が周りにいたら嬉しい、って感じかな。

– なるほど。

これから

-これからの日本における働き方。

絶対変わると思う。というより、変えなきゃいけないもの。

今って、社畜文化がスタンダード。
給料という餌を貰って、言うこと聞いて。
そういうことではなく、もらえる報酬って、自分が頑張った対価でしょ。

終身雇用って、甘え。
企業ではなくコミュニティを社会と呼びたい。
だからこそ、個人で働く社会になるんじゃないかな。

高給の高年齢の人と、これから稼ぐ若い世代って物理的に切り離してもいいと思う。
あ、だから年金制度もやめてほしい。
積み立てたい人は積み立てて、そのお金が自分に返って来ればいい。
個人主義に、変わるんじゃないかな。

– 成果主義を予想する人は多いですね。これからの日本はどうなるかな?

足元は、過去の国として、沈んで行く気がする。
ああ、昔、高度成長期はすごかったよね、みたいな。

国というものは、国境を超えて、オンライン上で別にできていくと思うんですよね。
コミュニティと国籍・居住地が分離されるというか。

女性の場合は、住みかを移る時に、下着とか化粧品とかがネックにはなるけど、
居住地ってもっとボーダーレスになるでしょう、きっと。ITで改善されるといい。

– そうだね、そこはネックだね。自分の老後は想像がつきますか?

えっ、50歳とか60歳とか?
うーん、オーストラリアみたいな自然大国に住みたい。
日本が嫌なわけじゃないけど、日本じゃなくてもいいなぁ。
自然が豊かで、都会にも近くて。ゆったりした日々を送りたい。

その時仕事はしてる…と思う。いわゆる不労所得が、あっても。

仕事が好きなんだと思います。
遊んでいるよりずっと楽しい。達成感がある。
つまらなくない…刺激的。充実するから、なのかな。
だから暇があるなら働いていたい。

-遊んでいるより仕事のほうが楽しいと意見も多いなぁ。ありがとうございました。

Profile

雪竹 秋華 / Aika Yukitake

1996年生まれ 千葉県船橋市出身
法政大学キャリアデザイン学部4年 休学中

高校在学中に留学した事をきっかけに、「普通」を疑い「個」に興味を持つようになる。
大学入学後は リッツ・カールトン東京、議員インターンや様々なITベンチャー企業を経験。
現在は 株式会社OKPR にて広報コンサルティング、弊子会社の立ち上げ、運営等を担当。