Vol.33 – 吉田めぐみ / ”自分”を探して旅に出た私が、co-ba shibuyaのコミュニティマネージャーになるまで

※内容は、2019年4月時点のものです。

渋谷のコワーキングスペース、「co-ba shibuya」でコミュニティマネージャーを務める吉田さん。
お祖父さまが亡くなられる前に残した一言がきっかけで、自分を見つめる旅へ出ることにした彼女。
世界を見て帰ってきた彼女が、今のジョブを選んだ理由とは…

流されずに、流れていく、自分の意志で。
川に流されているように見える葉っぱも、流れることを自分の意志で決めている。

いま


– 吉田さん、今やっていることを教えてください。

渋谷の新南口にあるシェアードワークプレイス「co-ba shibuya(コーバ渋谷)」で、コミュニティマネージャーをしています。
1日利用2,000円から、月額会員は10,000円からご用意しています。
co-ba shibuyaは株式会社ツクルバが運営しています。

[ co-ba shibuya ] [ ツクルバ ]

co-ba shibuyaのコンセプトは、「あらゆるチャレンジを応援する」です。
様々なジャンルの方が集まり、場所を共有するだけではなく、コミュニケーションやコラボレーションを行いながら、それぞれのチャレンジを実践していく場所になっています。
彼らをつなぐ役割や、チャレンジを応援するための様々な企画・イベントを開催しています。

-イベントも企画されているんですか?

そうですね。
月次交流会、ランチ会のほか、以前はco-ba schoolというセミナーの企画もしていました。
会員さん自ら講師になっていただいた会もあります。

チャレンジを応援する、という点では会員さんとの共催イベントも多いのも特徴です。
日常の会話や相談を受ける中から「それイベントにしたほうが面白そう。一緒にやりましょう〜!」となることがとても多いです。

毛色の違うものだと、sproutというtoCサービスに特化したスタートアップコミュニティイベントもやっています。
20秒に1枚スライドが切り替わるというライブ感が売りのピッチイベントです。
それと、今はざっくりいうと”work”に関する事業部にいるので、働き方や仕事、キャリアに関するイベントも。

[ 渋谷発!ベンチャー・スタートアップ ピッチイベント「sprout」]

-いま、co-ba shibuyaの会員さんはどれくらいなのですか?

2フロアありまして、120人ほどです。
一人起業家やフリーランスが多いので、co-ba shibuyaで作業しているときもありますし、お家や外でミーティングしているときもあるので、実際にいる人数はまちまち。
入れ替わり立ち代わりで40〜50人くらいいる感じです。

– 会員さんは、どのような方々が。

起業家、WEBデザイナー、エンジニア、コピーライター、放送作家、イラストレーター、グラフィックデザイナー、写真家、建築家、動画クリエーター、士業、NPO関係の方など、職種は様々。
珍しいところだと落語家さんやボードゲームデザイナーなども。

-落語家さん!面白い。co-ba shibuyaの特徴は何かありますか?

今7年目なのですが、割とコワーキングスペース黎明期にオープンしたんですね。
しかもクラウドファンディングで開設したのです。

-えっ、そうなのですね!

そうなんです。
当時はクラファンですら、珍しかった。
資金集めだけではなく、一緒にDIYしたり、本棚の一部をリターンにして貸し出したり。
私たちは半仕上げと呼んでいるのですが、ハードもソフトもみんなで一緒に作っていくというコンセプトを大事にしています。

co-ba shibuya自体も壁をどうするだとか、コンテンツをどうするだとか、一緒にやるところが特徴ですね。
あとはフランチャイズであることが珍しいと思います。

– co-ba jinnannもオープンしたと先日おっしゃっていましたね。

そうなのです。
今、のれん分けをしているところは22店舗。
関東以外にも、北は東北から南は九州まで、全国にあります。

– 会員さんは、ほかのco-baも使えるようになっているのでしょうか。

プランによっては全国ご利用可能です!

– 良いですね。コワーキングのサブスクモデルも最近も出ていますよね。

[ NIKKEI – Office Pass ]

そうですね。
こういったサービスも便利だと思いつつ、我々は乗り入れ時の安心感を結構大事にしていて。
知らないコミュニティ同士ですと最初の敷居が結構高い。
ですが、co-baコミュニティ内ですと、初めてでも行きやすいと思います。

– なるほど。WeWorkもそうですが、系列の安心感というのは大きそうですね。

はい、あるのかなと。
弊社の直営店はco-ba shibuyaとco-ba jinnanですが、他拠点のオーナーやコミュニティマネージャーの方々は、理念に共感して頂いて仲間になっていただくケースが多いので。

-FC(フランチャイズ)についてはどうやってお問い合わせがくるのですか?

調べてて行き着いたというパターンもあるのですが、面白いのはオーナーさんが次のオーナーさんを見つけてくるパターンですね。
もともとキャラクターが立っている人がいて、その人を中心に、じわじわコミュニティが形成されていく感じですね。

フランチャイズ店舗が増えていくにつれ、我々の方でも、「ではco-ba shibuyaという存在とはなんなのか」、を改めて再定義するディスカッションもしたりしています。
会員さんも交えてその話をしたときに「co-ba shibuyaはHOMEだ」とか「親戚感あるよねね」と言ってもらったことがあって、嬉しかったですね(笑)

– アットホームで素敵ですね。実際にコミュニティマネージャーをなさってみていかがですか。

いま始めて3年くらい経つのですが…
すごく感じるのは「人間力を試される」な、ということ。
特にco-ba shibuyaのようなコミュニティは職業も年齢もバックグラウンドも多様な人がいらっしゃるので。

どんな人とも対話ができるだけの知識量や臨機応変さ、コミュニケーション能力など課題ばかり。
日々修行って感じです(笑)

– コミュニティマネージャーとして気を付けていることはありますか。

1対1でいる、ということを気を付けています。
コミュニティマネージャーと会員さんという言い方をすると1対nなのですが、彼らから見たら人対人なので常に1対1なんですよね。

信頼を作るのはとても地道な工程でも、積み上げたものが崩れるのは簡単で…
すごく仲良くしていても、ちょっと体調不良でつれない態度をとったりしてしまうと、それがすぐ交流に影響を及ぼしたり。

居心地がよくないとコミュニティに入ろうとは思わないので、そこは気を使っています。
あと、単純にわたし自身が、他人から1対nな対応されたら「わ〜なんかヤダな」とすぐ思ってしまうタイプなので(笑)

– 真摯に向き合おうということですね。

そうですね。
私はもともと多様で自由な個が受容された世界をつくりたくて、この仕事を選んでいることもあって。
だったら、まずは自分がそれをやらねばな、と。

– コミュニティマネージャーという職種は今後どうなると思いますか?

最近どんどん名前を聞くようになりましたよね。
でも、本当の意味で、コミュニティとは何かを考えている人って、まだとても少ないと思うのです。

だからこそ大事な仕事で。
今まではco-ba shibuyaのコミュニティをどう盛り上げるかと考えていたのです。
けれど、実は先日それこぞpolarisさんイベントに登壇させて頂いたことがきっかけで、コミュニティマネージャーという社会的価値を拡大することに意識が向き始めたんですね。

[ Polaris Night #1 開催レポート ]

– 大きなきっかけになり、よかったです!社会的価値というのは…

コミュニティマネージャーについてのキャリアパスをどう考えているかというセッションがありましたが、実は以前から、自分のキャリアをどうしようかなとは思うようになっていて。

会員さんは自分たちでしっかり自分の事業をやっている。
だったら、私も自分自身も職業「コミュニティマネージャー」として独立した存在というか…対等なプレイヤーになりたいと思ったんです。

– それは大事な視点ですね。

会員さんの頑張る姿から、たくさん気づきを得られる有難い仕事だなと思います。

それと、どこかに所属してコミュニティマネージャーをしていると、コワーキングスペースの運営において、ライバルはどこですかと聞かれることがあるのですが、そういうことじゃないと思うのです。

しかも面白いのが、そういう風に考えているコミュニティマネージャーも多いなと感じていて。
まだまだ知名度の低い業界なので、お互いが潰し合うライバル関係なのではなく、コワーキングスペースやコミュニティという価値観を世の中に広げていく仲間なのではないか、って。

– 私から見れば、ライバルはどちらかというと、コワーキングスペース vs 既存の大手オフィスな気がしています(笑)

(笑)
それもあるのですかね。
でも、うちのような小さいところは、リソース的に負けない強みもあれば反対に出来ないことも正直あるんです。

ある意味、大手オフィスだって同じで、出来ることもあればカバーできないところもあるはずです。
それなら、コワーキングの概念ややり方を取り入れて、そもそもの働き方が変わっていったら、それはとても大切なことでしょうね。

これまで

– 子供時代、学生時代。

名前の通り、昔から人にはとても恵まれていたと思います。あと、要領も割と良い方で。
だからこそ、大きな悩みもなく学生時代はあまり何も考えずに淡々と進んできて。

なんとなく自分がいける学校を選んで、進んで。
就活になったときに、立ち止まってしまったのですね。

-就活、自己分析とかしますものね。

そう、なんですよね。
就職って、学校の3-4年間という短いスパンではなくて。
当時はその先の人生がかかっているんだから、長いスパンで考えなければならない!と思っていたので、かなり悩みました。

そもそも自分が何をしたいかわからなかったので、何から探せばいいのかすらわかなかった。
周囲にきらきらしたロールモデルもいなくて。
電車には疲れているサラリーマン、カフェには不倫話をしているOL…

– 我々世代って、憧れをもてる対象がないですよね(苦笑)当時なりたかったものは…

なので、ないんです。
そしてそうやって自分に迷っていた時、祖父が亡くなったんです。
彼の最後の言葉は、「自分に生まれてきてよかった」だった。

– いい言葉ですね。

そう、私もそう思った。
私もそう言って、死にたいと思ったんです。
なので就活をやめて、ピースボートで旅に出ることにしたんです。
よく居酒屋にポスターが貼ってあるやつですよ(笑)

[ 地球一周の旅 – ピースボート ]

-学生さんやインターンの方がよく行ってらっしゃいますね(笑)ピースボートはいかがでした?

18か国巡りました。
世界一周と謳っているので、海外旅行がメインだと思うでしょう?
実は、船に乗っている時間のほうが圧倒的に長いんです。

– そうなのですね!多くの国を見ることを価値にしているのかと…

なので、同乗者といかに楽しむか、発案するかという方が大きかった。
この時の感覚が、今のコミュニティマネージャーにつながっていると思います。

…ちょうど船で巡っているときに東北大震災が起こったんです。
日本にいると世界と日本のつながりって、あまり感じられないのですが。
当時、海外にいたので、アフリカの人が大丈夫と言ってくれたり、債務破綻しているギリシャの人が、彼らの生活もあるのに、日本を心配してくれたりした。

世界と日本は繋がっていて、こんな風に認識されているのだという驚き。
外から日本を眺めたのが初めてだったので、新鮮でした。

そのあとワーホリ(ワーキング・ホリデー)に行くことを決めて。
カナダとフィリピンへ行きました。

– 良いですね〜!

フィリピンが好きすぎて、もう一度行こうと思って(笑)
語学学校で日本人スタッフを探しているところを探して、そこで働いていました。
もともと教育に関心があったこともあり、帰国後はインターナショナルスクールのアドミニストレーションオフィスで働きました。

– 面白い!

英語を使いたいというより、異文化交流…バックグラウンドが違う子たちがここまで集まるって世界の縮図みたいじゃないですか。
カオスで面白そうだな〜と思って、そこを選びました。

ここでもコミュニティについて学んだのですが…
小さい学校だったので、一人入ってきて、一人抜けると、その影響がものすごく大きいんですね。
そしてそれでも新たな関係値が、コミュニティの中で形成されていく。

– 個性が集まって、限られた人数の中でどういう関係値を築いていくかというのはとても面白そうです…

インターナショナルスクールはそもそも多様なので、お互いが個人を認め合いながら交流を図っているのがすごくおもしろかった。
喧嘩も多いんですけど(笑)。
自分を相手を理解するための主張で、人格否定はしないんですよ。
違いを楽しんで、自分なりに寄り添おうとしている姿が印象的でした。

そして、そういう場にいるのが好きなのだという自覚を、子供たちから教えてもらった。
なので、セミナーに通うようになって、そういう場を自分でつくりたいと思うようになりました。

-今のお仕事はどうやって見つけたのですか?

コワーキングスペースという単語すら知らなかったんです。
だからもちろん、コミュニティマネージャーで検索することはできなかった。

コミュニティだとかそういう単語で探していたら、Wantedlyでここの募集がひっかかったんですね。
しかもツクルバのクラウドファンディングの記事を以前読んだことがあったから、親近感もあった。

[ ツクルバ – Wantedly ] [ ツクルバのクラウドファンディング ]

-“話を聞きに行きたい”ってやつですね(笑)私もかなり行ったな〜…

そうですそうです(笑)
そもそもいづれ自分で場を運営したいとぼんやり思っていたので、”話を聞きに行って”いろいろ学んでこようくらいな気持ちで足を運びました。
今思えばすごい迷惑なやつですね(笑)

そしたら、思いの外盛り上がってしまって。
記憶に残っているのはコミュニティって結婚式の二次会に似ていると思うんですよね〜という話をしたこと。
コミュニティの異なる自分の友人同士が、場を介してつながっていく。
それってすごい幸せなことだ、と。

この話をすると大抵「ふ〜ん」くらいで終わるのですが、当時のスタッフがとても共感してくれたんです。
そこらへんからco-ba shibuyaで働くことに興味を持ち始めた感じですね。

-面談はどういう形だったのですか?

5-6人くらいお会いしたのですが…
履歴書を出せと言われなくて。そこもよかった。
経歴ではなくて、今目の前で会話している人にまっすぐ向き合っているところがいいなと。
逆に出さなくていいのか不安になったくらい(笑)

-まさにカルチャーマッチングですよね。実際に面談の途中で感じた小さな価値観の相違って、もうきっと、絶対ぬぐえないし。

そう思います。
なので入った後もすごく、合った。

私は、祖父の遺した”自分らしく死ぬ”というところに向かっているが「自分とは何か?」が未だに見つかっていないので、さまざまな人の価値観に触れたいという気持ちもすごくあって。

自分にない経験を聞いたり価値観に触れていると「こんな考えもあるのね〜!いいわ〜!」と共感してしまうほうなので、そのまま支援している感じですね。
個人の価値観を増幅したいんですよね。

-Polarisと一緒ですね(笑)

そうなんです、すごく共感していて。
co-ba shibuyaの入居面談でも、これまでの人生がどうだったかという軌跡とこれからについては結構つっこんで聞いていますね。みなさん様々なストーリーがあって今があるので、面談中感情移入して目頭が熱くなることもあります。

– カルチャーフィットってすごく大事ですよね。

そう。就職も、能力ではなくて、マッチングするかしないかだと思うんです。
落ちる落ちないじゃなくてカルチャーフィット。

お祈りメールでへこむ気持ちもすごくわかる一方で、実は受けるところが違ってるんじゃないかなって思ったりします。
一番不幸なのは、合わないところにずっといて我慢して、もがくっていう行為だなって。
そこじゃないんだよ、あなたの居場所は別にちゃんとあるよ、って。

– そう、それはすごく思いますね。報われないとか、能力がないとかそういうことじゃなくて。きっと、その人の居場所は、別のところにあって、早くそこに帰れると良いね、って。

価値観


– 今、情熱を注いでいること。

割と包括して物事を考えるタイプなので、これ!というのがそこまでないのですよね。
全体でみると割と楽しくて。
すべてがつながっている感覚。

社外でもコミュニティマネージャーという概念を作っていきたい。
なので、社内のコミュニティマネージャー、コミュニティマネージャーという概念のエバンジェリスト、個人としての私。

– コミュニティマネージャーという概念を社外へ広げていくにあたってはどういうことを。

これからやっていきたいなと思っている感じですね。
Twitterでぼやいたら予想外に反応があって(笑)。
そもそもみんながどんな環境にいるのかインプットしてから、それから勉強会やらイベントやらやっていきたいなと妄想しています。

– ご趣味。

いや、それも固定のものがなくて。
サウナとかシーシャとかあてのない散歩とか、ゆるっとするのが最近好きです。

– へ~!どこのに行くのですか?

もともとお風呂が好きなので、ふら〜っと銭湯行ったりジムのサウナとか。
最近サウナ友達ができたので、サウナイベントにちょこちょこ誘ってもらったりしてます。
冬期中下北沢でコロナがやっていたフォンランド式サウナだったり、キャンプ場でテントサウナしたり。

[ コロナサウナ ]

– 田口さんと銭湯行くと良さそう(笑)

[ Vol.27 – 田口 周平 / 経産省で若手の働き方改革に取り組む僕が目指す、マインド・アクティブな世界 ]

そういう方がいらっしゃるんですね(笑) ぜひ!
あと、遊びでやってる、スナックグミ。

– 私がイベントの時に「それは何ですか?」って質問してしまったやつですね(笑)

[ スナックグミ – 飲みにケーションから始まるご縁処 ]

それです(笑)
あ、私、めぐみ、なので、グミ、なんですけどね。
結婚式の二次会、を再現できないかなって思ったんです。

そこからやってみたら、やっぱり、掛け合わせた人たちが意気投合していく。
私自身、万人受けするタイプではないので、周囲の人たちは一定の特徴があるんですね(笑)

– わかりますわかります、同じタイプ。類友なんですよね多分(笑)

なのかなぁ(笑)
実際、co-ba shibuyaへ入居予定だったけど会社都合で入れなくなってしまった方とか、海外放浪時代の友人だとか、いろんな方が来てくれて驚きました。
一度知り合った人と、数年後に再会したりして、そういうつながりの場になるといいなと。

2回目は地域コミュニティのある谷中のカフェ「さんさき坂カフェ」さんと一緒にスナックグミをやってみたり、チーママ・チーパパを毎回変えてみて変化を楽しんでます。

[ さんさき坂カフェ ]

コミュニティを持っている場所や人と掛け合わせてみたらどうなるんだろうというのを実験している感じです。
それがいい感じに混ざっていくのかみるのが面白そうだなって。

– 物事はタイミングだから、ゆるゆると繋がっているといつか何かが起こったりしますしね。おすすめのアプリ、サービス。

いまさらながらTwitterにめちゃくちゃはまってます(笑)
SNSのセルフブランディングにすごく詳しい方がいらして、そこから発信の大切さに気付いて。

[ Twitter – グミ/co-baコミュマネ4年生 ]

それこそさんさき坂カフェさんは、スナックグミのイベント会場もみつからなくてつぶやいたら「面白そうっすね〜!」って突然反応くれたのが出会いのきっかけだったり(笑)全然知らない方からリプをいただいたり、普段接点がある方の、知らなかった一面を知ったりとか…

検索にも結構使いやすいなって。
サービスステッカーの作り方とか。
家電買うときのレビューとか…
以前はFacebookがメインだったのですが、やっぱり知り合いだらけだと仕事の話が多くて。
Twitterのほうが広範囲に使えて面白いですね。

– 私全然使えてないので教えて欲しいです…!
あ、PCにぺコッターが貼ってある(笑)こないだ飲み会幹事だったので使ってみたんですけど、CS対応めちゃくちゃ面白いなとおもって…

わかるー!
アプリレビューですごいこと書いてあっても、「ごめんぺこ!」って書いてあると、うん良いよって思っちゃいますよね(笑)
エナジードリンクあげちゃいたくなるし。

[ 予約代行アプリ – ぺコッター ]

– チコちゃんに近い気がします。あれ普通に三次元の誰かがやってたら炎上してると思うんですよね(笑)

[ NHK – チコちゃんに叱られる ]
チコちゃんに叱られる! - NHK
 
チコちゃんに叱られる! - NHK
https://www4.nhk.or.jp/chikochan/
「いってらっしゃーいってお別れするとき、手を振るのはなぜ?」「かんぱーいってするときにグラスをカチン、あれはなぜするの?」こんな、5才のチコちゃんが問いかける素朴な疑問にあなたは答えられますか?知らないでいると、チコちゃんに「ボーっと生きてんじゃね...

架空のものだと炎上しにくいっていうマジック(笑)
LINEスタンプとかも買いたくなっちゃいますしねー。

– co-ba shibuyaでも「こーばちゃん」とかスタンプ作ったらめちゃはやりそうです(笑)

あ、それ良いですね!
キャラクタービジネスちょっと考えようかなぁ(笑)

これから

– 今年やりたいこと。

やれるかわからないんですけど…
実はバックパッカーをやりたいんですよ!

いろんなことを、やりたいと思うタイプで。
すぐ飽きちゃうというか…定期的に刺激が欲しいんですよね(笑)
いま一番楽しくて。慣れてきたからこそさらに楽しみを更新させたい気持ちもあります。

– 良いですね!どの国に行きたいとかありますか?

言語が通じない国に行きたい。
アフリカとか…

– おお…言葉が通じない中でどうされるのでしょうね。

それを知りたいんです、自分がどうするのか(笑)
文化が違うところにも行きたい。
当たり前じゃないものにたくさん触れてたい。

現地のゲストハウスとかで、旅人同士で仲良くなったりできたらなって。
お酒飲んだら友達になれると思っているのであんまり心配してないです!(笑)
上京してからいけていないから行きたいな。

友達と行く旅行はもう決まっているんですが…
タイのコムローイとか行きたいですね。

[ タイ – コムローイ祭り ]

– ラプンツェルのやつですね、いいなぁ。これからの働き方。

自分については、職種として独立していく活動をしていけたらと思っています。
ツクルバは、活動家であれ、を掲げているので、副業もOKなんですね。
自分自身としての価値を探求していきたい。

世の中的には、固定の業種や職種に縛られなくなっていく気がしていて。
多面的な活動をする人が増えていくと思っています。
自分もそうありたいし、そういう働き方を作る動きをしていきたい。

「個」の時代って、悩む人がすごく出てくる気がする。
活動したいけれど、やりたいことがわからない。
やりたいことがあるけれど、賛同者がいるのかわからなくて不安。
そういう人たちに何かしらの形で寄り添えたらなとも思っています。

– 寄り添いタイプなんですね。これからの日本。

あまりマクロにモノを考えないほうで。

自分のことに対しては逆算型になりました。
おじいちゃんのことがあったから。

でももともとはイノシシ型で…
ゴールがあったらそれに突き進むタイプ。
だから積み上げ型か逆算型かと言われたら、きっと、大元は積み上げなんだと思います。

自分がかかわっている世界に対して関与の方向性を考えるほうかもしれません。
私が変えられるのは、自分がかかわっている部分。
だったらそこにかかわろうと思う。
世の中のことはいろんな人が考えているので、ほかに適任者がいるし、と思う。

– なるほど…自分事化するとスイッチが入るタイプなんですね。

世の中ってそうやって成り立っていると思っていて。
個人が与えられた役割がそれぞれのピースで。だから、自分は自分のできる物事にまず一生懸命になろう、って思うのです。
なので、他人へのリスペクトはめちゃくちゃしています。

– それってすごく健全かもしれないですね!

こんなに日本のこと世界のことを考えているのに、その結果が得られないって…すごくもやもやするでしょう。
だったらそこまで拡大して考えなくても、良いんじゃないかって私は思います。
自分の興味の対象に寄り添うようにしています。

– これからもグミさんの興味の赴くままに世界が影響を受けていくと良いですね!ありがとうございました。

吉田さん登壇のイベントはこちら

Vol.1に続き、Polaris Night #2にもご登壇くださる吉田さん。
コミュニティマネジャーのお悩みについてお話しくださいます。

[ Polaris Night #2 ]

そのほかのPolarisインタビュイーとも交流できるイベントも開催予定!
ぜひご参加ください。

[ Polaris Community Night ]

終えてみて

吉田さん

ん~と…逆に、Nocchiさんの人間が見えて面白かったです!(N : えーっ)
俯瞰的なところと、寄り添うところが両方あって。
自分で自分のことを理解している人は少ない中で、ヒントをくれる存在、ってうれしい。
これからもコミュニティマネージャーのイベント、色々やっていきたいですね。

Nocchi

Polaris Night に2回も登壇が決まっているグミさん(笑)
イベント企画の打ち合わせで最初はテレカンだったのに、すごく意気投合したのを忘れられません。
コミュニティマネージャーという仕事や価値観、コミュニティとは、個の解放とは…今後も引き続き色々とお話しさせてください。

Profile

吉田めぐみ / co-ba shibuya コミュニティマネージャー
1988年宮城県生まれ。
大卒後、就職せずに海外を放浪。
その中で人生を豊かにするのは出会いやご縁だと実感し、人と人との関係性がダイレクトに影響する場づくりに興味を持ち始める。
国内外の教育現場に携わった後、2016年3月株式会社ツクルバに入社し、現職。
「ご縁=未来のワクワクを創造させるもの」と信じ、co-ba shibuyaが新しい何かと出会うきっかけの場となるよう、活動に従事している。